これは、美術館?
いいえ、再生エネルギーの
未来をつくる場所です。
美術館に見えますが、
蓄電池の工場です。
芸術ゆかりの地で、エネルギーの未来をつくる。
岡山県の南端に位置し、瀬戸内海の美しい自然環境に恵まれていることに加え、地震などの災害が少なく、とても住みやすい港町。市の中心部にある宇野港は、瀬戸内海の海上交通の重要拠点として発展し、フェリーの定期航路のほか、大型船舶が着岸できる耐震バースには年間を通じて多くの国内外クルーズ船が入出港します。造船業の企業城下町として発展してきたこともあり、多くの造船関連企業が集積する「ものづくりのまち」としても知られる街です。また、現代アートの祭典「瀬戸内国際芸術祭」の会場のひとつとして、芸術祭屋外作品が点在したアートサイトにもり、国内外から多くの観光客が訪れることでも有名です。
美しい海と島々、
造船発祥の街、
岡山県玉野市。
岡山県玉野市の皆さん、こんにちは。
私たちパワーエックスはこの度、岡山県玉野市に自社工場Power Baseを建設することとなりました。この場所は、玉野市に住む皆様と私たちが交流し、共にエネルギーの未来を作っていくための中心地です。我々のバッテリ製品を作るためだけでなく、自然やアートが混ざり合うクリエイティブな空間です。私たちは、この美しい街にPower Baseを建設できることを誇りに思うと共に、皆様とこの場所で会える日を楽しみにしております。
年間生産量5GWh、
日本最大級の
蓄電池モジュール工場。
24年春に生産開始。
安全で高性能なセルをGWh規模で大量購入。
自社モジュールに組み立て・製品化。
岡山県玉野市の某所に、国内で類を見ない大規模の蓄電池モジュール工場を、2023年夏までに建設。安定的な自動化生産により、社会で安心して使い続けられる製品を、低価格で提供しつづけることを約束し、自然エネルギーの普及に貢献します。みなさまの生活を、よりクリーンで快適な未来へ繋げる、様々な蓄電池製品を、この場所で開発しつづけることを約束いたします。
国内生産による、 圧倒的な低価格、 高品質の製品を実現。 |
オフィス、R&Dセンター併設。
誰もが訪れたくなる、
エネルギーの未来と繋がる場所。
人・アイディアの集まる「みんなの工場」
このプロジェクトの敷地は、本州と瀬戸内海の島々をつなぐ玄関口の一つである宇野港からほど近い、運河に面したところにあります。ここは、工場で働く人、オフィスで働く人みんなが、庭を介して同じ空間を共有し、また、瀬戶内の観光客や地域の人たちが、気軽に訪れることができる開かれた場所です。
私たちは、敷地にある既存の工場と周囲のスケールに対応した大きな屋根から、新しい働くための空間を作ろうとしています。この屋根は緩やかにカーブし上下しながら周りに広がる様々なものと関係をもち、その下に点在する大小様々なサイズのオフィス、ミーティングルーム、ラボラトリー等を、環境に開きながらつなぎます。少しレベルの上がった、みんなが使えるプレゼンテーションルームからは、瀬戸内の美しい海と島々が望めます。
緑や海に囲まれた豊かな環境の中に、 誰もが訪れたくなる、そして繋がれる「快適な新しい働くための場所」を作りたいと思います。
街の自然や風景をまもる、
クリーンで安全な工場。
公害ゼロ、町の生態系に影響の無い工場。
私たちがつくる工場は、自然や生態系と調和し、環境を一切傷つけないクリーンな場所です。
海の風や、木々からこぼれる太陽の光を感じることができるこの場所は、自然を尊重し共存するエネルギー社会の未来像を描いています。
Architect
妹島 和世Kazuyo Sejima
建築家。1987年妹島和世建築設計事務所設立。1995年西沢立衛とともにSANAAを設立。2010年第12回ベネチアビエンナーレ国際建築展の総合ディレクターを務める。日本建築学会賞*、ベネチアビエンナーレ国際建築展金獅子賞*、プリツカー賞*、芸術文化勲章オフィシエ、紫綬褒章などを受賞。主な建築作品として、金沢21世紀美術館*(金沢市)、Rolexラーニングセンター*(ローザンヌ・スイス)、ルーヴル・ランス*(ランス・フランス)などがある。 *はSANAAとして。
Location
芸術の島、直島と繋がる、
海と島々にかこまれた静かな場所
場所 | 岡山県玉野市某所 |
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アクセス |
岡山空港より車で1時間 宇野駅から車で5分、 備前田井駅から徒歩20分 直島より宇野港までフェリーで20分 |
敷地面積 | 28,272㎡ |
総生産量 | 5GWh(約製品1万台)/年間 |
主な設備 | 蓄電池製品組み立てライン、 研究開発センター、オフィス等 |
設計・建設パートナー:
妹島和世建築設計事務所、株式会社奥村組